「食べることは生きること」食体験を通じて多世代に生きることや食の大切さを伝えて活きた
い 管理栄養士＆糀エヴァンジェリストのはしもとさおり です😊
「管理栄養士・はしもとさおりができあがるまでのこと」 シリーズ 3回目
【管理栄養士という存在を初めて知る】
さて、拒食症を何とか克服した私は 短大を卒業して専攻科に進みました。 そろそろ就職先を決めなくてはなりません。 私は迷わず病院を希望しました。
実は私、病院実習で「管理栄養士」という存在を知ったのです！
短大に入学した時、私は「学校栄養士」という存在しか知りませんでした。 ずっと「学校の先生」になることが夢だった私は当然その道に進むものだと思っていました。
でも、拒食症を体験し、短大、その先に進んだ専攻科での４年間、さまざまな分野の栄養の勉強や実習をしていく中で、「臨床栄養」という分野に興味が湧く ようになっていきます。
【二人の管理栄養士さんとの出会いと新たな目標】
病院実習では 「食事次第で一生負っていかなければいけない病気にもなるけれど、食事で病気を治すこともできる！」 ということを強く感じました。
この病院実習で私は２人の管理栄養士さんと出会います。
まず、病棟担当の方。白衣を着て、日々の業務は献立作成、栄養価計算、食材の発注、現場のチェック。
そして病棟のカンファレンスに出席したり栄養指導で患者さんの食事サポートをされていました。
学校の勉強で一つ一つは学んでいましたが、それを全て日々の業務としてタイムスケジュールを組み、スムーズにお仕事されている姿に憧れを感じました。
カンファレンスではNSTという一人の患者さんの治療に様々な職種がチームを組み、関わっていく、という仕組みに感銘を受けました。
そしてもう一人の方はジャージ姿で「健康運動指導士」の資格も持ち、院内のジムで日々の食事のアドバイスをしながら運動指導もされていました。
ジムのマシーンの使い方はもちろん、どうしたら効率的に食事と併用して病気の治療、さらなる健康につながっていくか。
そんなおふたりの仕事っぷりを見ながら、確信します。
健康は食事と運動で成り立つ、食事を変えることで人生変えることができる！ 新たな目標ができました。
「管理栄養士になって健康づくりを支える人になる！」
【新たな夢に向かって】
いくつかの病院に学校の求人を見てエントリーし、採用試験を受けました。
でもなかなか採用は決まりません。
3月半ば過ぎ、新年度も真近になったギリギリにやっと岐阜の給食委託会社に就職が決まりました。 中途採用、という枠組みだったのですぐにでも来てほしいと言われれ、3月末から勤務が始まりました。
4月オープンの現場に「栄養士」として入り、慣れない現場で皆がバタバタで休みもあまりありませんでした。 毎日へとへとでしたが 私は5月の管理栄養士国家試験に合格しなければなりません。
それはもう必死で勉強しました。 この時期はこれまでの人生の中でも すごくすごく辛かったです。
でも高校受験も大学受験も思うようにいかなかった私。 ここに人生かける思いで勉強しました。
今度は健康的な身体で。
そう、私は健康な身体と乗り越える力を持っていました。 あの頃の私とは違うんだ！
【夢への第一歩】
７月の半ば、私は 合格を手に入れました。
やっとやっと念願の「管理栄養士」になることができました。
今まで心配をかけた家族も職場の皆さんもとても喜んでくれました。自分の努力が初めて報われた！
人生捨てたもんじゃない！ 神様はいる！
そう思えた瞬間でした。
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