「食べることは生きること」食体験を通じて多世代に生きることや食の大切さを伝えて活きたいバランス食の専門家 はしもとさおり です😊
2020年も明日で終わり、皆さんにとってはどんな年でしたか?
私は先日今年一年を振り返り漢字一文字で表すと?を発表する機会がありました。
私の今年の漢字は「遭」です。
昨年の今頃には考えもしていなかった世の中に遭い、その中で生活する自分に遭い、仕事の状況に遭いました。
そして 恩師の死に遭いました。
2020年5月20日 23:49 私の最愛の恩師が亡くなりました。御年58歳 若すぎる死でした。
先生に私は中学3年生の時1年間英語を教えて頂きました。
先生は、担任でもなく一英語の先生というだけでした。
でも私は先生のその授業スタイルが大好きで、生徒会活動でも大変お世話になったこともあり、とても親近感がわいていました。
当時担任の先生よりも部活のことや進路のことを相談していたかもしれません。
高校受験に失敗した時も一番に報告に行きました。
温かい慰めの言葉と共に、今後はどういう気持ちで過ごしていったらいいか一緒に考えてくださりました。
「高校受験失敗」という事実に相当なショックを受けていた私は、先生の言葉ひとつひとつに救われました。
さらに大学受験に失敗した時も、
無事に管理栄養士の国家資格に合格したときも時も
私にとっての人生の節目やイベントには、いつも先生の存在がありました。
(私の歴史ブログに書かれていること全てと言っても過言ではありません)
私が「赤ちゃん先生」の活動を始めたころ、地元岐阜での開催を実現したくて、当時教頭先生に昇進されていた先生に相談したことがありました。
「君のしている活動は素晴らしいし、私も個人的には是非協力したいと思う。
しかし、今の岐阜の教育の体制では外部のNPOその他の団体が学校で授業をするということがとても難しい。
残念だけれども紹介はしてあげられない」と返事をいただきました。
開催できなかったことはとても残念でしたが、私の活動に共感してくださり、丁寧に応対してくださった先生の温かい人柄がとても大好きでした。
そんな先生とも近年は年賀状のやり取りだけになっていました。
今年の年明け、私の母校に教員として勤務している友人が一枚の写真を送ってくれました。
それは私が生徒会役員をしている時の写真。
体育祭の役員と恩師を含む先生方で撮った懐かしい一枚です。
今も私の母校の生徒会室に飾ってあるそうです。
あの頃がとても懐かしくなり、当時の生徒会活動や恩師のことが思い出されました。
そこで、次の帰省には久しぶりに恩師にお会いして近況報告をしようと思っていました。
今現在の私の事。
あの頃のように、恩師にたくさん報告したかった。話を聞いて欲しかった。
でも、それは叶うことはありませんでした。
懐かしい写真を送ってくれたその友人から恩師の死を知らされました。
原因は大腸がん。
体調不良を感じた2月に2週間の検査入院、発見されたときにはステージ4.それからずっと入院をされて闘病の結果、とのこと。
「大腸がん」
聞いた時「やっぱりな」と思いました。
中学校でお世話になっている時から恩師が野菜嫌いで、給食の野菜もほとんど食べないと聞いていたからです。
「先生、中学生のこの時期、食べることってすごく大事なんです。その意味でもちゃんと生徒のお手本になってくださいよ」本人にも伝えた記憶があります。
亡くなった報告をしてくれた友人にこのことを伝えると「そうだよね~、夏休みの勤務で給食ない時はいつもから揚げ弁当食べていらっしゃったイメージあるもん」とのこと。
どうやら20数年、野菜嫌いの食事スタイルは変わっていなかったようです。
大腸がんになる人は20年前の2倍以上になっていて日本人に急速に増えてきている病気です。
がんの種類別でみると男性は第3位、女性は第1位となっています。
その原因は食生活の欧米化が深くかかわっていると言われています。
あまり野菜を食べず、肉類を積極的に摂っていたということは、もしかしたら、がんの発症リスクになりえたのではないかと思っています。(恩師の飲酒の状況は分かりませんが)
さらに恩師は中学の英語担当という事で、普段適度に身体を動かすこともなく、近年は教頭、校長先生にまでなられていたので多忙で運動する機会も少なくなっていたかもしれません。
様々なことが頭をよぎりましたが、でももう恩師は帰ってきません。
恩師が亡くなった報告を受けたのは私の献立作成講座のプレ体験講座の前日でした。
もっとたくさんの人に食の大切さを知ってもらいたい!
そんな思いで管理栄養士としてずっとこの活動を続けてきました。
だって食べることは生きることだから。
その私の思いを詰め込んで、作り上げた講座です。
大切な恩師の死の報告に涙が止まらず、
大切な初回のプレ講座をちゃんと開催できるかも分かりませんでした。
恩師は、自身の死をちゃんと理解し、自分が亡くなってからも残された人たちが混乱しない様に全ての業務についての引継ぎ文章を作成し、信頼のおける仲間に託していたそうです。
最期の最後まで、立派なその恩師の姿にさらに涙が止まりませんでした。
こんな悲しいことがあるのに、夜は明け、朝が来て、プレ講座の当日を迎えました。
涙で目が腫れ、睡眠不足ですごい顔をしていたと思います。
でも私の心は変わっていました。
「先生、頑張るから天国から見守っていてください。私、食の大切さを沢山の人に伝えて、大切な人を病気で亡くす人を減らしていきます。」
そんな思いがちゃんと恩師に届いたのか、プレ講座を無事に終えることが出来ました。
このコロナの影響でお通夜、お葬式への参列も叶わず、お顔を見てお別れを言えませんでした。
多くの人に慕われて、たくさんの教え子に影響を与えていた偉大な方なのに、最期は家族のみに見送られたそうで、本当に寂しすぎます。
でも、私はこの恩師の死を機に、改めて自分の使命を感じることが出来ました。
恩師からの最後の教えだったのかも知れません。
私のこの講座には絶対に意味があるはず。
きっと恩師も天国で「素晴らしい活動だね」って褒めてくれいるはずです。
私は、全ての人が自分の望む人生を元気に生きるサポートをしていきます。
食が原因で病気になり、大切な人を失い、悲しむ人が少なくなるように!
食べることは生きること。
管理栄養士はしもとさおりとして、ずっとずっと伝えて行きたいと思うのです。
大切な人を失った2020年ももう終わり。
でもさらに私の使命感は強くなりました。
沢山のことに「遭った」一年でしたがそのなかでもご縁を頂き、沢山の「逢う」「合う」「会う」機会を頂きました。
そのご縁に感謝して2021年も前向いてしっかり食べて生きていきたいと思います。
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